このエリアは湿原、河川、草原など自然が育む豊かな土地が広がっている。青々とした植物が生い茂る夏は雄大な自然と触れ合える最良の季節だ。遠くまで望む絶景スポットで自然のなかで開放感あふれるひとときを過ごそう。
根室・中標津の絶景について
豊富な中標津・別海エリアには森や湖沼、湿原、海岸線など大自然が揃っており、動植物の宝庫。「風蓮湖」「北方原生花園」「納沙布岬」「落石岬」「温根沼」「春国岱」など10のスポットは、美しい自然があることから根室十景に選ばれている。また、中標津エリアでは中標津町、別海町、標津町、標茶町にまたがる格子状の防風林は北海道ならではの雄大な景色。自然と共存するひがし北海道だからこそ見られる自然の表情を見に行こう。
地元女子が語る“根室・中標津の絶景”の魅力
美しい自然が広がるこの地域ではドライブしながらかわいい動物たちにも出会えます。牧場でのんびりと草を食べるウシに、道からひょっこりと顔をのぞかせるエゾシカやキタキツネ、まるでサファリパークです!
別海町産業振興部商工観光課 地域おこし協力隊 伊東 桜さん
至る道まで観光スポット! 眼下に広がる景色に感動
開陽台
●かいようだい
森林や自然が織りなす波を打つ丘陵、広大な牧草地。開陽台からの眺めは自然が延々と続く。ここからは根釧台地の格子状防風林も見ることができる。格子状防風林は幅180m、総延長648kmという巨大な地球規模の人工物で2000年、スペースシャトル「エンデバー」に搭乗した宇宙飛行士・毛利衛さんがビデオに収めたことから話題に。開陽台へ向かう道は「ミルクロード」とも呼ばれ、牧歌的な気持ちの良い雰囲気。開陽台からの眺めとともに、そこに至る景色も堪能しよう。
住所:中標津町字俣落2256番17
電話:0153-73-4787(中標津町観光案内所)
時間:4月下旬~10月末の9:00~17:30(10月は〜16:30)
休業日:無休
料金:見学無料
アクセス:根室中標津空港から車で15分
電話:0153-73-4787(中標津町観光案内所)
時間:4月下旬~10月末の9:00~17:30(10月は〜16:30)
休業日:無休
料金:見学無料
アクセス:根室中標津空港から車で15分
地球の丸さを感じられるスポット
中標津市街や根室中標津空港から車で約15分。標高270メートルの台地である開陽台からは地平線を望むことができる。草原の地平線は丸く弧を描いており、地球の丸さをその目で確認できる場所。地球の大きさ、北海道の広さを肌で感じよう。
フラワーロードを進んだ先に広がる幻想的な光景
トドワラ
●とどわら
今もなお、全体が地盤沈下しているため「やがて消失する土地」と言われている野付半島。ここは海水に侵食された森が立ち枯れ、自生していたトドマツだけがそのまま残る場所だ。トドマツは現在も侵食は進んでおり、枯れ木は年々消失していっている。その儚く幻想的な光景は多くのアーティストなどが作品として残すほど。また、塩分が強い土地には絨毯のようにも見える真っ赤なアッケシソウが繁茂。生と死が混在するこの場所で、今しか見られない景色を目に焼き付けて。
住所:別海町野付
電話:0153-82-1270(野付半島ネイチャーセンター)
アクセス:根室中標津空港から車で50分
HP:http://notsuke.jp
電話:0153-82-1270(野付半島ネイチャーセンター)
アクセス:根室中標津空港から車で50分
HP:http://notsuke.jp
立ち枯れた木の幻想的な姿
知床半島と根室半島の中間に位置する野付半島は、別海町と標津町にまたがる日本最大の砂嘴。季節の花々が咲き誇るこの場所では、地盤沈下によって海水に侵食され、立ち枯れてしまったトドマツが見られる。幻想的な「トドワラ」を見に行こう。
「奇跡の島」全国で観測される鳥類の約半数が観測
春国岱
●しゅんくにたい
風蓮湖と根室湾を隔てる600ヘクタールの3つの砂州が春国岱。長さ8km、幅1.3kmの島に砂丘・湿原・森林・草原など多様な環境が形成。その豊かな自然環境は動植物の生育に最適な環境で、春から秋は、ミズバショウやセンダイハギ、アッケシソウなど湿原の花が次々に開花する。また、シーズンにはオジロワシ、オオワシなど約250種の野鳥が観測されるなど、数多くの動植物を見ることができる場所だ。
住所:根室市春国岱
電話:0153-25-3047(根室市春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター)
時間:9:00〜17:00(4〜9月)、9:00〜16:30(10〜3月)
休業日:水曜・祝日の翌日・年末年始(12月29日〜1月3日)休
料金:見学無料
アクセス:JR根室駅から車で15分
電話:0153-25-3047(根室市春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター)
時間:9:00〜17:00(4〜9月)、9:00〜16:30(10〜3月)
休業日:水曜・祝日の翌日・年末年始(12月29日〜1月3日)休
料金:見学無料
アクセス:JR根室駅から車で15分
手付かずの自然が残る「奇跡の島」
「春国岱」は根室市街地からほど近いところにありながら数千年前の手付かずの自然が現存している「奇跡の島」。恵まれた自然環境は、動植物にとって生育しやすい環境で、野鳥は日本で観測される約600種のうち、約半数が生息している。
-column-
絶景が楽しめるおすすめの夏アクティビティ
大自然をもっと満喫したいなら体験型の観光がオススメ。通常の旅行では触れ合えない野生動物や植物たちと触れ合うことができる。
さまざまなツアーあるので、興味があるツアーに参加してみよう。
※掲載の内容は2019年1〜2月現在のものです。内容が変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
■おすすめの観光スポット
北根室ランチウェイ
2019年9月9日
中標津から摩周湖周辺をめぐる71.4kmのロングトレイル。開陽台や摩周湖周辺の牧歌的風景眺めながら、いくつかの川を渡り、林道や、牛が放牧されている牧場を歩く。人
ミルクロード
2019年9月6日
北海道有数の酪農地帯・中標津町の開陽台近くにある北19号道路の別名。牧場の合間を通るまっすぐな道に、生乳をのせた「タンクローリー」がよく通ることから、いつからか
むらかみうどん
2019年1月9日
毎日自店で製麺する道産小麦100%の麺を使用している。コシのあるしっかりとした麺は、丁寧に打たれた自家製麺ならでは。かけ出汁は化学調味料を一切不使用。日高昆布と
Cafe beco
2019年1月9日
中標津町で農業を営む佐藤農場内にある「カフェベコ」。同店では日替わりパンや軽食、ケーキやソフトクリームなどさまざまなメニューを楽しめる。パンが人気で、中標津産の
佐藤さんちのぎょうざ
2019年1月9日
夫婦ふたりで運営する同店。元々は中華の料理人だった店主が、生餃子の宅配を始めたことをきっかけに、2006年餃子専門店としてオープン。使用する素材は地場産、北海道
オステリア フェリーチェ
2019年1月9日
北海道産食材をメインに使用したイタリアンとお酒を楽しめる店。その時期、一番新鮮なものを仕入れ、別海町産の仔羊や中標津町産の小麦といった近隣の食材をはじめ、和寒産
トドワラ
2019年1月9日
今もなお、全体が地盤沈下しているため「やがて消失する土地」と言われている野付半島。ここは海水に侵食された森が立ち枯れ、自生していたトドマツだけがそのまま残る場所