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「トドワラ」とは…?
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100年ほど前はトドマツの森だった場所。トドマツが一面、原っぱのように生い茂っていたため「トドワラ」と呼ばれるようになりました。しかし、土地が沈下していって、海水を吸ったことで、トドマツが枯れていってしまいました。数年前までは、枯れたトドマツがごろごろ転がっていて、この世の果てと例えられる光景でした。波にさらわれるなどして、年々トドマツの姿は少なくなっています。しかし、ハマナスやアッケシソウ、ウラギクなど、4月から10月にかけてたくさんの植物を見ることができます。遊歩道が整備されていますので、広いトドワラの空気にすっぽりと包まれ、磯の香りを感じながら散策することができます。
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「トラクターバス」でも移動できます!
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年々風化し、時の移ろいとともにトドワラの荒涼とした景色も変化していきます。地盤沈下は1年に1.5cmほど。いずれ消滅し海になると言われています。そのようなトドワラへは遊歩道で行くこともできますが、野付半島ネイチャーセンターから看板のあるトドワラ入口までの1.3kmはトラクターバスで移動することもできます。トラクターバスは片道500円。1.3kmの道のりをゆっくりと7分かけて走ります。
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「アマモ」という海草が豊かな自然のヒミツ
野付半島といえば、北海しまえびが名物となっています。その他にもアサリなどもとれるそうです。豊かな海のヒミツが、海草の「アマモ」です。野付湾の7割を占めると言われてるアマモは、水を浄化する作用があるそうです。なので、野付湾の海水はとてもきれい!そのようなきれいな海水の中だから北海しまえびがたくさん生息しているのですね。アマモは北海しまえびの住処にもなっているんですよ。
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トドワラの情報は「野付半島ネイチャーセンター」へ
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冬も絶景!魅力がいっぱいのトドワラ
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そして!これから本格的な冬のシーズンがやってきますね。真冬には野付湾が凍り、一面の氷の原っぱになります。ツアーでしか凍った海の上を歩くことはできません。もし行く機会があればぜひ参加してみてはいかがでしょうか。冬のもうひとつの見どころはエゾシカです。冬にはトドワラに多くのエゾシカが集まるそうです。野付半島は風が強いため、積もった雪が全部飛ばされ葉っぱが表面に出てくるそうです。その草をエゾシカが食べに来るのだそう。エゾシカはエサのあるところをちゃんと知っているんですね。冬のトドワラは本当にステキな景色です。またいつか、ひがし北海道に来ることができるようになったら、一度訪れてみてくださいね。
トドワラ
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