
食材の宝庫・北海道。その4割以上の面積を占めるひがし北海道では、それぞれの地域で春限定の美味しいものが目白押し!今回は、春に食べたい選りすぐりの必食グルメをご紹介します。
5月。本州では徐々に夏の訪れを感じる季節になりますが、ひがし北海道ではまだまだ春真っ盛り。最高気温はまだ10度台。ようやく厚手のコートが手放せるほどまで気温が徐々にあがり、長かった冬が終わりを迎え生き物たちが活発に動き出します。
港町では鮮魚を使ったグルメ、農村地帯では野菜を使ったグルメと様々。春限定の美味しいものがたくさんのひがし北海道でお腹を満たしてみませんか。
5月。本州では徐々に夏の訪れを感じる季節になりますが、ひがし北海道ではまだまだ春真っ盛り。最高気温はまだ10度台。ようやく厚手のコートが手放せるほどまで気温が徐々にあがり、長かった冬が終わりを迎え生き物たちが活発に動き出します。
港町では鮮魚を使ったグルメ、農村地帯では野菜を使ったグルメと様々。春限定の美味しいものがたくさんのひがし北海道でお腹を満たしてみませんか。
【網走】流氷がもたらす栄養をたっぷりと!「海明けカニ」

春の網走を代表するグルメ「海明けカニ」。「海明け」とは流氷が沖から去った状態のこと。網走の海が一面流氷に覆われている冬の間、カニたちは流氷が運んできた豊富なプランクトンをたらふく食べて、その身に栄養を蓄えます。
海底で寒さにじっと耐えたカニたちはずっしりと身が入り、カニ味噌も風味豊かでクリーミーな極上の味。網走で水揚げされた毛ガニは浜茹でしているので、とても新鮮で美味だと道外から足を運ぶファンもいるほど。 市内ではランチやおみやげ、宿では夕食でも味わうことができます。
海底で寒さにじっと耐えたカニたちはずっしりと身が入り、カニ味噌も風味豊かでクリーミーな極上の味。網走で水揚げされた毛ガニは浜茹でしているので、とても新鮮で美味だと道外から足を運ぶファンもいるほど。 市内ではランチやおみやげ、宿では夕食でも味わうことができます。

よりディープに楽しみたい方は、海明けカニを味わう網走の春の一大イベント「春カニ合戦in網走」に参加してみましょう。
5月中旬に行われるこの祭りでは、お手頃価格でカニが味わえるほか、カニ一杯が餅まきのように大量に投げられる名物「かにまき」が有名。カニが宙を舞い、カゴを持ったカニ好きたちが奪い合います。カニは厳重に包装されているためご安心を。キャッチできたカニは無料で持ち帰る事ができるという大盤振る舞いなのも見逃せません。
5月中旬に行われるこの祭りでは、お手頃価格でカニが味わえるほか、カニ一杯が餅まきのように大量に投げられる名物「かにまき」が有名。カニが宙を舞い、カゴを持ったカニ好きたちが奪い合います。カニは厳重に包装されているためご安心を。キャッチできたカニは無料で持ち帰る事ができるという大盤振る舞いなのも見逃せません。

【厚岸】プリプリ食感と甘さが特徴!いつでも生食で味わえる「厚岸の牡蠣」

釧路市から車で約1時間ほどの場所にある厚岸(あっけし)町。ここでは、国内で唯一「1年中生食が可能」な牡蠣を出荷しています。
山や湿原の養分をたっぷり含んだ別寒辺牛(べかんべうし)川の淡水と、太平洋の海水が混ざる厚岸湖で育った牡蠣はふっくらとした大ぶりな身と濃厚な甘みが特徴です。
厚岸の牡蠣が1年を通して生食できる秘密は水温の違い。夏場でも海水温が低いこと、湖と湾を行き来して育てることで水温の違いを利用し、出荷のタイミングを調整しているのだそう。
山や湿原の養分をたっぷり含んだ別寒辺牛(べかんべうし)川の淡水と、太平洋の海水が混ざる厚岸湖で育った牡蠣はふっくらとした大ぶりな身と濃厚な甘みが特徴です。
厚岸の牡蠣が1年を通して生食できる秘密は水温の違い。夏場でも海水温が低いこと、湖と湾を行き来して育てることで水温の違いを利用し、出荷のタイミングを調整しているのだそう。

新鮮で上質な牡蠣を食べるならば「道の駅 厚岸グルメパーク」がおすすめです。
高台に建ち、牡蠣の形をモチーフとした外観が特徴。オーシャンビューとともに牡蠣をはじめとした新鮮な魚介類が味わえます。
館内には、好きな食材を購入し豪快に炉端焼きが楽しめる炭火焼きコーナーや、四季折々の厚岸産の素材が味わえるレストラン、オイスターソースがアクセントのオリジナルソフトをはじめ、テイクアウトの牡蠣メニューを提供するカフェなど、食のバラエティに富んだグルメスポットが入ります。
2階の「オイスターバール ピトレスク」では、希少でスモーキーな厚岸産ウイスキーを生牡蠣に垂らして味わう「生牡蠣三点ウイスキーセット」も人気です。
高台に建ち、牡蠣の形をモチーフとした外観が特徴。オーシャンビューとともに牡蠣をはじめとした新鮮な魚介類が味わえます。
館内には、好きな食材を購入し豪快に炉端焼きが楽しめる炭火焼きコーナーや、四季折々の厚岸産の素材が味わえるレストラン、オイスターソースがアクセントのオリジナルソフトをはじめ、テイクアウトの牡蠣メニューを提供するカフェなど、食のバラエティに富んだグルメスポットが入ります。
2階の「オイスターバール ピトレスク」では、希少でスモーキーな厚岸産ウイスキーを生牡蠣に垂らして味わう「生牡蠣三点ウイスキーセット」も人気です。

【阿寒湖】湖畔で味わう刺身が絶品!人気の淡水魚「ヒメマス」

晩春〜初夏に旬を迎えるサケの仲間の淡水魚「ヒメマス」。
サケの中でも特に美味と言われるベニザケが海におりず、一生を湖で過ごしたものを指し、北海道ではアイヌ語に由来して「チップ」とも呼ばれています。体長は約17〜30cm程。夏は銀色、繁殖期にはサケ科魚類らしいピンク色の婚姻色に美しく染まります。
湖畔グルメとして道内外問わず親しまれているヒメマスですが、実は阿寒湖が原産地。1894年に支笏湖へと移植されたことを皮切りに、国内のいくつかの湖へと移植が行われました。
淡水魚ならではのクセのない旨味とあっさりとした脂が魅力で、煮ても焼いても絶品。現在では、冷凍技術のためヒメマス自体は年中食べられますが、漁が行われる5~7月上旬に獲れたてを刺身でいただくのがやはり醍醐味です。
サケの中でも特に美味と言われるベニザケが海におりず、一生を湖で過ごしたものを指し、北海道ではアイヌ語に由来して「チップ」とも呼ばれています。体長は約17〜30cm程。夏は銀色、繁殖期にはサケ科魚類らしいピンク色の婚姻色に美しく染まります。
湖畔グルメとして道内外問わず親しまれているヒメマスですが、実は阿寒湖が原産地。1894年に支笏湖へと移植されたことを皮切りに、国内のいくつかの湖へと移植が行われました。
淡水魚ならではのクセのない旨味とあっさりとした脂が魅力で、煮ても焼いても絶品。現在では、冷凍技術のためヒメマス自体は年中食べられますが、漁が行われる5~7月上旬に獲れたてを刺身でいただくのがやはり醍醐味です。

旬のヒメマスを味わうならば、阿寒湖湖畔にある老舗の郷土料理店「奈辺久」に足を運んでみましょう。
自家製の手打ちそばのほか、阿寒湖産のワカサギやニジマスなど阿寒湖の幸も味わえる人気のお店です。
漁期である5〜7月上旬には、新鮮なヒメマスの刺身を盛り付けた「姫鱒丼」(1700円)や「姫鱒刺身定食」(1700円)が提供され、旬の味覚を存分に味わうことができます。
店は温泉街のほぼ中心に位置しており、観光前後に気軽に立ち寄れることも魅力のひとつです。
自家製の手打ちそばのほか、阿寒湖産のワカサギやニジマスなど阿寒湖の幸も味わえる人気のお店です。
漁期である5〜7月上旬には、新鮮なヒメマスの刺身を盛り付けた「姫鱒丼」(1700円)や「姫鱒刺身定食」(1700円)が提供され、旬の味覚を存分に味わうことができます。
店は温泉街のほぼ中心に位置しており、観光前後に気軽に立ち寄れることも魅力のひとつです。

奈辺久
時間:11:00〜15:00
休業日:水曜
住所: 釧路市阿寒町阿寒湖温泉4-4-1
TEL:0154-67-2607
休業日:水曜
住所: 釧路市阿寒町阿寒湖温泉4-4-1
TEL:0154-67-2607
【全域】スタミナ満点!北海道を代表する山菜「ギョウジャニンニク」

4〜5月にかけて採れる山菜「ギョウジャニンニク」。その名は山にこもる行者(ぎょうじゃ)が食べていたことが名前の由来と言われており、アイヌ語でも「プクサ(pukusa)」や「キト(kito)」と呼ばれ、代表的な山菜としてアイヌの方々からも親しまれてきました。
山野の雪が溶けるとその味を求めて多くの人々が山へと採りに繰り出しのも春の風物詩のひとつ。食べられるまで10年近くと成長が非常に遅い山菜のため、人気ではあるが希少性も高い春の味覚でもあります。
ニラとネギとニンニクと合わせたようなパンチのある味わいと強い香りでスタミナ満点!
様々な料理に合いますが、醤油漬けにしてご飯のおともにしたり、ジンギスカンと一緒に焼いて頂くのが北海道で定番の食べ方です。
ひがし北海道では屈斜路湖のアイヌ料理の店で丼もので楽しむこともできるほか、瓶詰めにされた醤油漬けが各地のお土産店で販売されています。
山野の雪が溶けるとその味を求めて多くの人々が山へと採りに繰り出しのも春の風物詩のひとつ。食べられるまで10年近くと成長が非常に遅い山菜のため、人気ではあるが希少性も高い春の味覚でもあります。
ニラとネギとニンニクと合わせたようなパンチのある味わいと強い香りでスタミナ満点!
様々な料理に合いますが、醤油漬けにしてご飯のおともにしたり、ジンギスカンと一緒に焼いて頂くのが北海道で定番の食べ方です。
ひがし北海道では屈斜路湖のアイヌ料理の店で丼もので楽しむこともできるほか、瓶詰めにされた醤油漬けが各地のお土産店で販売されています。
【十勝・オホーツク】寒暖差が生み出す甘みとみずみずしさ!緑が鮮やかな「アスパラガス」

ひがし北海道のグリーンシーズンの到来を告げる野菜「アスパラガス」。
冬が長い北海道では、ほかの農産物に先駆けて5〜6月に旬を迎える春野菜の王様です。
実は北海道が全国生産量が1位。旭川などの上川地方のほか、ひがし北海道では網走市などのオホーツク・十勝エリアで多く栽培されています。
ひがし北海道で味わえる春採れアスパラの特徴は、なんといってもその太さと甘さ!
寒暖差の大きい土地のため、寒さに負けぬよう厳しい冬の間に大地の栄養をたっぷり蓄えたあと、甘み成分をその身に凝縮させ春になって一気に芽を伸ばします。
そうして育つアスパラたちは穂先から根本まで柔らかく、甘みが強いシャキシャキ食感で食べ応え満点!
各地の飲食店で味わえるほか、ローカルスーパーや道の駅には朝採れの新鮮なアスパラがずらりと並ぶのでお土産にもぴったり!より満喫したい方はアスパラ狩り体験で自らの手で収穫してみるのもいかがでしょうか。
冬が長い北海道では、ほかの農産物に先駆けて5〜6月に旬を迎える春野菜の王様です。
実は北海道が全国生産量が1位。旭川などの上川地方のほか、ひがし北海道では網走市などのオホーツク・十勝エリアで多く栽培されています。
ひがし北海道で味わえる春採れアスパラの特徴は、なんといってもその太さと甘さ!
寒暖差の大きい土地のため、寒さに負けぬよう厳しい冬の間に大地の栄養をたっぷり蓄えたあと、甘み成分をその身に凝縮させ春になって一気に芽を伸ばします。
そうして育つアスパラたちは穂先から根本まで柔らかく、甘みが強いシャキシャキ食感で食べ応え満点!
各地の飲食店で味わえるほか、ローカルスーパーや道の駅には朝採れの新鮮なアスパラがずらりと並ぶのでお土産にもぴったり!より満喫したい方はアスパラ狩り体験で自らの手で収穫してみるのもいかがでしょうか。
最後に
大型連休を過ぎると人出が落ち着くため、じっくりと観光するには最適な時期。遠くの山には残雪が残っていますが、街中では木々がほころび花が咲き出し、徐々に夏へと近づいていきます。
電車でも車でも、グルメを目的にじっくりと、次の春はひがし北海道へ足を運んでみませんか。
電車でも車でも、グルメを目的にじっくりと、次の春はひがし北海道へ足を運んでみませんか。