世界三大夕日のひとつ。釧路の夕日が美しい理由

このサイトでは何度もご紹介している釧路の夕日。その夕日が最も美しくみえるのは、空気が澄む秋から冬。まさに今時期が夕日の見ごろ!晴れの日が多いのも、秋から冬に夕日が美しい理由のひとつです。なぜ世界三大夕日となったのか、なぜ釧路の夕日は美しいのかをちょこっとだけ深掘りします!

世界三大夕日のひとつ

「世界三大夕日」は、世界中を旅した船乗りたちによって謳われるようになったものだそうです。釧路が世界三大夕日のひとつと言われたのは1965年頃のこと。釧路港に来た外国船の船乗りたちの口コミによって、釧路の夕日の美しさが広まったようです。他に「世界三大夕日」には、インドネシアのバリ島、フィリピンのマニラが選定されています。
船乗りたちによって釧路港から見た夕日の美しさが広まったわけですが、そこにはローケーションも関係していたようです。港に係留された船や灯台のシルエットにオレンジ色に染まる海。夕日が海に沈む様子は、とても感動的だったに違いありません。

なぜ真っ赤な夕日になるのか

釧路の夕日を語るうえで欠かせないのは、空全体を真っ赤に染める夕日の色。これには大気中の水蒸気が関係しているそうです。釧路には市街地の奥に湿原が広がっています。その湿原の水蒸気と海の水蒸気があわさり、空を真っ赤に染める要因となっているようです。海に沈むというロケーションと、水蒸気の多い釧路の気象条件によって、外国の船乗りたちを唸らせるほど美しい夕日となっていたんですね。

釧路の夕日スポット

釧路の夕日スポットとしてはずせないのは幣舞橋から見る景色。橋の上に立つ春の像がシルエットとなり、釧路らしい美しい景色を見ることができます。その他にも、米町公園の展望台や、幣舞橋の奥にある久寿里橋(くしりばし)から見る夕日もおすすめです。クルーズ船に乗って、海の上から夕日を見ることもできます。

日暮れから日没後の景色も

辺り一面を赤く染める日没が一番美しい時間帯。10月は17時前後、11月〜12月は16時前後が日没時間となります。日没後のマジックアワーも美しいです。日没後は幣舞橋のライトアップも行われています。日暮れから日没後の風景まで、風景の変化を楽しむのも良いかもしれませんね。

幣舞橋(ぬさまいばし)

所在地:北海道釧路市
電話:0154-31-1993(釧路観光コンベンション協会)
時間:見学自由
交通:JR釧路駅から徒歩15分
HP:http://ja.kushiro-lakeakan.com/things_to_do/3688/

■過去の記事

「しかりべつ湖コタン」開催中!

どことなく春の気配が近づいてきていますが、北海道の十勝エリアにあるしかりべつ湖では、まだまだ冬真っ盛り!今回は、毎年1月下旬から3月下旬まで開催されているイベン

Read More »