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釧路港を眺められる釧路川沿いに、レンガ造りのレトロな雰囲気の建物があります。こちらが港文館です。あの石川啄木が勤務していた旧釧路新聞社の社屋を復元した建物で、港湾休憩所と石川啄木の資料を展示する資料館の2つの側面を持っています。港町・釧路の、しっとりとした趣のある雰囲気が味わえる施設です。
中の展示はどのようになっているのか、見てみましょう!
中の展示はどのようになっているのか、見てみましょう!
1階のカフェスペース
玄関を入ってすぐのところにあるのがカフェスペースです。落ち着いた空間でコーヒーを飲みながら、石川啄木の本を読むことができます。啄木ココアや啄木トーストなどオリジナルメニューもありますよ。
店員さんに釧路港や石川啄木のことについて質問をすると、とっても気さくに応えてくださいます。時間があれば、スタッフさんが無料のガイドをしてくれるそうです。
釧路港を見ながら港のはたらきを知る!
1階の展示スペースには、釧路港に関するパネルがたくさん展示されています。天然の良港としてアイヌと松前藩との交易で利用されたのがはじまりで、現在もひがし北海道の流通の要となっています。酪農が盛んなひがし北海道において、釧路港は牛のエサとなる穀物の輸入拠点となっているんですよ。冬でも凍らないというのも大事なポイントになっているそうです。1階の展示スペースでは、カフェで注文したドリンクを持ちこんでOKとのこと!釧路港を眺めながらのんびりと過ごすことができます。
2階で石川啄木の生涯と釧路での生活を知る
2階は石川啄木の関連資料やパネルが展示されています。内容は、釧路の啄木研究家が調べた資料などで、釧路における啄木の足跡を学ぶことができます。自筆の手紙のコピーや一握の砂の初版本なども展示されています。啄木が釧路に滞在したのはわずか76日間。釧路市内に25基もある歌碑も紹介されています。そして、2階には閲覧スペースもあるだけではなく、ソファー席や窓から外を見ながらリラックスできる一人用の席があります。ここでもカフェのドリンクを飲んでOKとのことです。レトロな空間で味わうコーヒーは格別でしょうね。
知的好奇心を刺激してくれる場所
石川啄木が暮らした釧路という街がどのようなところなのか。釧路港がどのような役割を果たしてきたのかなど、過去と未来が繋がり、知っているようで知らなかった釧路を知ることのできる場所です。知的好奇心を刺激してくれる港文館。気になった方は、いつか訪れてみてくださいね。石川啄木の像も建っていますよ。
港文館(こうぶんかん)
所在地:釧路市大町2丁目1-12
電話番号:0154-42-5584
時間:5月~10月の10:00~18:00、11月~4月の10:00~17:00
休業日:年末年始
アクセス:JR釧路駅から徒歩20分。または、くしろバスたくぼく循環線で「小奴の碑」停留所で下車、徒歩3分
電話番号:0154-42-5584
時間:5月~10月の10:00~18:00、11月~4月の10:00~17:00
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