レモンより酸っぱい温泉!? 弟子屈町・川湯温泉の泉質に迫る

ひがし北海道が誇る弟子屈町の温泉街・川湯温泉についてご紹介します!
川湯温泉は、山肌からは噴気をあげている活火山・硫黄山の麓にあります。

『源泉100%かけ流し宣言』をしており、宿の温泉は加温、加水、循環を一切していません。なので、源泉をそのまま浴槽に入れいている本物の温泉を楽しむことができます。
川湯温泉は、明治時代から湯治場として親しまれてきた場所で、温泉は酸性が強いのが特徴です。これは日本でも数少なく、とても貴重な泉質なのだそうです。

川湯温泉の老舗名宿「お宿欣喜湯」へ

川湯温泉街の中でも特に酸性の強い湯として知られているのが「お宿欣喜湯(おやどきんきゆ)」です。
pH1.73というその強い酸性湯から、「ホットレモン湯」と呼ばれています。実はレモンよりも酸っぱいと言われている、その不思議な温泉のヒミツに迫ります!

欣喜湯は開業約80年の老舗温泉宿。名前には「心ゆくまでお湯に遊んで欲しい」という意味が込められているそうです。強酸性の温泉はどんなものなのか。欣喜湯の浴場をのぞいてみましょう!

異なる温度の湯が楽しめる2階構造の浴場

欣喜湯は2019年に大浴場の大改修をしており、温泉部分はなんと2階に分かれた贅沢な造りとなっています。
新しいので清潔感がありとてもきれいな浴場。温度の異なる5つの浴槽があり、1階部分は半露天風呂になっています。
2階部分に、源泉かけ流しの40℃の温泉と、あがり湯として入る「わかし湯」があります。

湯に浸かると、かすかなぬめりと硫黄のにおいがする濃厚な温泉です。蛇口部分には、湯の成分が結晶となってこびりついています。源泉かけ流ならではの光景ですね。
こっそりと湯をなめてみたら、本当に酸っぱい!ホットレモン湯と呼ばれているのが納得です。

湯船は、39℃、40℃、42℃があり、それぞれの浴槽には、入浴時間の目安が書かれています。湯治場らしい案内表示です。

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釘を溶かす!?欣喜湯の温泉のヒミツ

レモンよりも酸が強いと言われる、欣喜湯の温泉。その強酸性の湯は、釘をも溶かしてしまうそうです。館内には、実際に釘を温泉につけた際の変化の様子が展示されています。たった一週間でほとんど釘の形がなくなり、さらにその後に跡形もなく消えてしまっていますね。
この強酸性温泉のために、浴場の中には時計を置くことができないそうです。一週間ほどで中から錆びてきてしまうそうですよ。

濃い温泉ならではの浴槽「わかし湯」とは

川湯温泉の湯は、湯冷めしにくいと評判なのですが、この強い成分が、体を芯から温めてくれるのですね。

成分の濃い源泉掛け流し自慢の川湯温泉の湯ですが、濃厚な温泉ならではの特徴もあります。
ひとつの浴槽に「わかし湯」と書かれているところがあるのですが、「わかし湯」とはあがり湯として入るお湯のこと。川湯温泉のように成分が濃いお湯に入ると皮膚の弱い方は「湯ただれ」を起こす場合があるので、あがり湯で温泉を軽く洗い流すのがよいそうです。
源泉かけ流し温泉ならではの仕組みですね。肌の弱い方は、温泉と真湯の両方に浸かるのがよいそうですよ。
わかし湯は2階にあります。写真の奥がわかし湯です。

ひがし北海道が誇る温泉はまだまだあります

欣喜湯では、独自のコロナ対策ガイドラインを制定しています。
大浴場の消毒や、脱衣場かごの間隔を空ける。館内では、スタッフやお客さんの手の消毒、マスク着用など、きめ細かなところまで対策がとられています。ホームページに詳しく対策が書かれていますので、訪問を考えている方は、ぜひ一度読んでみてくださいね。

今日は、川湯温泉の強酸性の温泉について紹介しました。
ひがし北海道には、個性的で魅力的な温泉がまだまだあります。
こぼれ話で、またちょこちょこと温泉の紹介ができればと思いますので、どうぞ楽しみにしていください!

お宿 欣喜湯(おやどきんきゆ)

所在地:北海道弟子屈町川湯温泉1丁目5-10
電話:015-483-2211
時間:イン15:00、アウト10:00(日帰り入浴13:00〜21:00、700円)
交通:JR川湯温泉駅から阿寒バス大鵬相撲記念館前行きで10分、終点下車すぐ
HP:https://www.kinkiyu.com

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