「ひがし北海道で氷と雪のアートが見たい!」 Peachに乗って、トータルの旅費を抑えつつ、冬のひがし北海道ならではの絶景を楽しもう。ここで紹介するモデルコースでは最終日に「ひがし北海道エクスプレスバス」を利用。移動途中に、ジュエリーアイスの見学も楽しめるコース設定になっている。

COURSE 03

釧路空港発着2泊3日
帯広・十勝で
氷と雪のアートを
楽しむモデルコース

Planning Note

ひがし北海道の
厳しい寒さが生み出した

「氷と雪のアート」の魅力

帯広・十勝を代表する「氷と雪のアート」は、鹿追町で開催される「しかりべつ湖コタン」と、豊頃町⼤津海岸に打ち上げられる「ジュエリーアイス」。しかりべつ湖コタンが人間の手による冬の寒さを生かしたイベントなのに対し、ジュエリーアイスは自然がつくり出した奇跡の絶景。このモデルコースでは対照的な2つのアートを楽しむことができる。それ以外にも、帯広・十勝ならではのスイーツやグルメも味わってほしい。とくに地元産の食材を使ったさまざまな料理が味わえる北の屋台にはぜひ!

地元女子が語るこのプランのポイント

メインは2日目の「しかりべつ湖コタン」と、最終日の「ジュエリーアイス」。どちらも写真撮影スポットとして人気なので、デジタルカメラを忘れずに。また、屋外で過ごすことも多いので、防寒対策はしっかりと!
ボールペン画家 原田 カーナさん

2泊3日の釧路旅は
バスとJRだけでまわれます!

1日目
釧路空港に到着し、空港連絡バスに乗車してJR釧路駅へ。JR根室本線に乗り換えて、帯広へと向かおう。
2日目
帯広駅バスターミナルから然別湖へは、拓殖バス然別湖線を使う。行きは帯広駅バスターミナルを7:52発、帰りは然別湖畔温泉を16:50発がベター。
3日目
帯広駅(南口)から釧路空港までは「ひがし北海道エクスプレスバス・帯広→ジュエリーアイス→阿寒12号」を利用。帯広駅(南口)を7:00発車。

Model Course

1日目

ろっかていおびひろほんてん

六花亭 帯広本店

有名お菓子メーカー「六花亭」。1階では銘菓の販売、2階の喫茶室ではケーキセットなどの軽食や数種類のピザを提供。アイスクリームにホワイトチョコレートとレーズンが入った「マルセイアイスサンド」は、限定された店舗でしか食べられない人気メニューなので要チェック。また、たっぷりのバターとメープルシロップとの相性が◎なホットケーキもおすすめ。
住所:帯広市西2南9-6
電話:0120-12-6666(六花亭コールセンター)
時間:9:00〜18:30(喫茶室は11:00〜16:30)、季節により変動あり
休業日:無休(喫茶室は水曜休、ただし7〜8月は除く)
アクセス:JR帯広駅から徒歩5分
北海道を代表する菓子メーカー
イートインメニューも充実
きたのやたい

北の屋台

帯広中心部の繁華街にあり、焼き鳥や串焼き、居酒屋、フレンチ、おばんざいなど、個性豊かな20店が軒を連ねる屋台村。各店舗の敷地は3坪ほどで、席数は10ほど。人気店は開店時間から埋まってしまうことがあるので、お目当てのお店があるなら、予約して席を確保しておこう。冬場は各店舗で、木材やビニールなどで囲いを作るため、暖かく過ごすことができる。
住所:帯広市西1条南10-7
電話:0155-23-8194(北の起業広場協同組合)
時間:店舗により異なる
休業日:店舗により異なる
アクセス:JR帯広駅から徒歩5分
十勝ならではの食材を使った
バラエティ豊かなメニューがそろう
Column

北の屋台での晩ご飯は
十勝・帯広ならではの
食材を使う店で!

北の屋台の特徴のひとつが、地元産の食材を積極的に使うこと。十勝は農業王国ではあるが、意外と地元産食材は地元では流通していないという。北の屋台では生産者の協力を得て、旬の地元産食材を仕入れている。また、屋台としては珍しく、飲食店営業としての許可を取得。そのため、屋台という形ではあるが、料理は一般の飲食店と同じであり、生ものも調理・提供ができる。さらに、北の屋台内であれば、ほかの店のメニューを出前することも可能だ(時期やメニューによって異なる)。

煙陣

燻製創作料理が楽しめるお店。生産者直送の食材などを使い、素材の旨味をひきだしたメニューがそろう。店主自ら狩猟した肉を使ったジビエ料理も提供している。燻製料理とよく合う北海道産ワインも豊富。
電話:090-9087-3171
時間:18:00〜24:00
休業日:日曜

プチ・プレジール

ソムリエであるご主人とシェフである奥さんが営む、本格的なワインと欧風料理が楽しめる店。名物メニューは、新得町・共働学舎のラクレットチーズを使ったラクレット。※ワインバルのため、子ども同伴不可。
電話:090-1643-8810
時間:17:30〜24:00
休業日:水曜

琥羊

十勝産食材を使ったラム肉料理&馬肉料理が味わえる店。おすすめは、十勝産サフォークラムのたたきで、臭みはほとんど感じず、羊肉が持つ本来の旨味が楽しめる。ほかに、日替わりで旬の魚介・農産物も用意している。
電話:080-6064-7211
時間:17:30~24:00
休業日:水曜

2日目

しかりべつここたん

しかりべつ湖コタン

北海道で一番高い位置にある然別湖が完全に凍ったとき、雪と氷でできた幻の村(コタン)が湖の上に現れる。これが「しかりべつ湖コタン」だ。湖から切り出した透明度の高い氷を使って作られたアイスバーやアイスチャペルの美しさは言葉にできないほど。氷でできた手作りのアイスグラスで飲むお酒はとびきりおいしく、世界でもここにしかない源泉掛け流しの氷上露天風呂とその眺めに心も体も癒される。期間限定の雪と氷の村を思いっきり堪能しよう。
住所:鹿追町然別湖畔
電話:0156-69-8181(然別湖ネイチャーセンター)
時間:氷上露天風呂は混浴(水着可)6:00〜18:00・男性18:00〜20:00・女性20:00〜22:00、アイスカフェ&バーは10:00〜17:00・20:00〜22:00
開催期間:2020年1月25日〜3月22日
アクセス:JR帯広駅から北海道拓殖バス然別湖畔行きで1時間40分、終点下車すぐ
PickUP!

厳冬期の然別湖上には
すべてが雪と氷でできた
コタン(集落)が出現

全面結氷した然別湖上に、雪のブロックを積み上げイグルーという建物を作り、コタン(村)に見立てて楽しむイベント。名物は、氷上の上に作られた源泉掛け流しの露天風呂。周りは氷点下の世界だが、身体はポカポカだ。また、しかりべつ湖コタンで一番大きな建物であるメインイグルーは、昼間はアイスカフェ、夜はアイスバーとして営業。1個500円で、氷のグラスを利用することができる。このほかにも、期間中にはさまざまな体験を実施。人気は氷を削ってオリジナルのグラスを作ることができる氷のグラス作り。結氷した湖上を豪快に走るスノーモービルや周辺の深い森を歩く森の散歩など、アクティビティーも充実。
全てが氷でできた村
冬ならではの体験を楽しんで!
おびひろちゅうしんぶでばんごはん

帯広中心部で晩ご飯

帯広中心部で飲食店が多く集まるのが、JR帯広駅北側のエリア。2日目の晩ご飯は、帯広市民に親しまれ続けているローカルグルメを楽しむのはいかが? 帯広・十勝の代表的なグルメとして有名な豚丼など、ここならではのものはぜひ味わっておきたい。宿泊は繁華街に近い、JR帯広駅北口周辺がおすすめ。全国展開するビジネスホテルも数多く建ち並んでいる。
最後の晩ご飯は
帯広・十勝のローカルグルメで!
Column

最終日の晩ご飯は
帯広・十勝ならではの
グルメを味わおう!

最終日はぜひ、帯広・十勝のローカルグルメを味わってほしい。有名なのが豚丼だが、ほかにも、帯広などひがし北海道でしか味わえないカレー、肉の手切りと味付けにこだわる焼肉、オリジナルのクラフトビールなど……。どれも、地元から絶大な人気を誇るグルメだ。下記で紹介しているもの以外にも、若どりの炭火焼きの鳥せい、中華ちらしのあじ福、十勝産小麦100%のパンを販売する麦音なども有名だ。

帯広はげ天 本店

昭和9年創業、十勝の食材を使った郷土料理と天ぷらが味わえる店。帯広名物の豚丼も用意。使用する豚肉は北海道産で、一頭からほんのわずかしかとることができない部位を使う。850℃の高温・網焼きで仕上げられ、肉は箸で切ることができるほど軟らかい。
住所:帯広市西1条南10-5-2
電話:0155-23-4478
時間:11:00~15:00、17:00~20:30
休業日:不定休
アクセス:JR帯広駅から徒歩5分

Cafe&Bar NUPKA

HOTEL NUPKAの1階にあるおしゃれなカフェ&バー。オリジナルクラフトビールや自家製ベーコンや季節の素材を取り入れた本日のキッシュ、NUPKA餃子(豚肉or鶏肉)などの料理が人気。宿泊していなくても利用可能。
住所:帯広市西2条南10-20-3
電話:0155-20-2600
時間:7:00〜22:00(朝食は〜9:30、ドリンクは〜22:30、営業は〜23:00)
休業日:無休
アクセス:JR帯広駅からすぐ

カレーショップ インデアン まちなか店

帯広・十勝でカレー店と言えば「インデアン」。ルーの種類はベーシックルー、インデアンルー、野菜ルーの3種類で、具材によって使うルーが異なる。辛さは子どもでも食べられる普通から究極の辛さの極辛まで5種類から選ぶ。
住所:帯広市西2南10-1-1
電話:0155-20-1818
時間:11:00〜21:00
休業日:無休
アクセス:JR帯広駅から徒歩5分

平和園 本店

昭和34年創業、日本で初めて焼肉スタイルのジンギスカンを提供した店だ。ぜひ味わってほしいのが、元祖手切りジンギスカンで、良質の羊を1ごと仕入れ、1枚1枚包丁で削ぎ切りして提供する。肉の味付けは、タレ、塩タレ、塩味、ピリ辛から選べる。
住所:帯広市大通南12-1
電話:0155-22-6151
時間:17:00~翌1:00
休業日:木曜(繁忙期は祝日の場合は営業)
アクセス:JR帯広駅から徒歩3分

3日目

じゅえりーあいす

ジュエリーアイス

ジュエリーアイスとは、豊頃町の⼗勝川河⼝⼤津海岸で、厳冬期だけに⾒られる⾃然現象。⾒頃は1⽉中旬~2⽉下旬頃までの約1か⽉間。近くを流れる十勝川の氷が太平洋に流れ出て、海岸に打ち上げられたものだ。海に出た氷は波にもまれ、角がとれ、クリスタルのような透き通ったものに。朝日でオレンジ⾊に染まる早朝や、昼間の⻘⾊など、解き放つその光はまさに宝⽯のよう。このモデルコースで利用する、「ひがし北海道エクスプレスバス・帯広→ジュエリーアイス→阿寒12号」では、約40分間の見学時間が用意されている。
住所:豊頃町⼤津元町 ⼤津海岸
アクセス:とかち帯広空港から豊頃町まで⾞で約45分
HP:http://www.toyokoro.jp/jewelryice/
※帯広中心部発着の体験ツアーもある。詳細は公式サイトで確認を。
PickUP!

氷が太陽の光を受けて
美しく輝く
天然のアート作品

ジュエリーアイスが美しい理由はでき上がる過程にある。近くを流れる⼗勝川は12月から2月までの厳冬期に氷結。それが、日中の暖かさや潮の満潮・干潮などによる影響で、氷が割れて太平洋に流出する。海に出た氷が波にもまれることで角がとれ⼤⼩さまざまな氷の塊となり、⼗勝川河⼝の⼤津海岸付近に打ち上げられる。⼗勝川の氷はゆっくり時間をかけて凍るため不純物が⼊っておらず透明度が⾼いのが特徴。そのため、太陽の光をはじめ、さまざまな光を通す。一般的に美しいとされるのは、日があたり、オレンジ色に輝く朝方。青色に輝く昼間や、月光に照らされる夜もいい。さまざまな時間帯で訪れて、その違いを楽しむのもおすすめだ。
かつては知る⼈ぞ知る
撮影スポット
※掲載の内容は2019年11月現在のものです。内容が変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。

帯広・十勝の旅に
ぴったりな「旅行商品」
ご用意しています!

【新千歳空港発】あかん湖エクスプレスで行く!バス(片道or往復)&阿寒湖温泉宿泊セットプラン

コースのみどころ
2019年5月5日より、新千歳空港・南千歳駅と阿寒湖温泉をダイレクトに結ぶツアーバス「あかん湖エクスプレス」が運行開始! バスと現地の宿泊がセットになった、お得なプランです!

スケジュール詳細
【1日目】 新千歳空港(10:30発)もしくはJR南千歳駅(10:45発) →→(バス)→→日勝峠・とかち亭(各自昼食)→→阿寒湖温泉(15:30着) 着後、チェックイン。
【2日目】(往復バスプランのみ) 阿寒湖温泉(10:30発)→(バス)→柳月スイートピアガーデン(各自昼食)→→ →→JR南千歳駅(15:10着)→→新千歳空港(15:30着)
料金
片道+宿泊プラン 11,800円~62,200円(宿泊先・日程により変わります)
往復+宿泊プラン 15,800円~66,200円(宿泊先・日程により変わります)

旅行企画・実施
株式会社ホワイト・ベアーファミリー

ひがし北海道エリアの
着地型ツアー&体験予約

ひがし北海道自然美への道DMOが運営する「ひがし北海道トラベルラボ」では、各エリアでの移動・宿泊・体験などがセットになった現地ツアーや、エリアならではの体験が予約できます。
https://easthokkaido.com