手つかずの自然が残る水鳥たちのリゾート、釧路湿原。お手軽な散策から全身で味わうアクティビティまで、楽しみ方がいろいろ。豊かな水の香りに包まれて、心も体もリフレッシュ。
釧路湿原について
国内外から年間約46万人が訪れる、釧路湿原。東京23区がすっぽりと入る日本最大の湿地として、ラムサール条約にも登録されている。鳥類は国内で最も多い約200種が見られ、バードウォッチングに最適なスポットとして国内外からの人気が高い。湿地は地球上で最も生産力の高い生態系で、約2000種もの動植物が生息。高層・中間・低層湿原で生息する動物や植物が異なり、違った湿原の魅力を堪能できる。
地元女子が語る“釧路湿原”の魅力
湿原ビギナーには温根内木道がおすすめ!少し歩くだけで湿原ムードが体感できます。ただし夏は木道が滑りやすいので注意。もっとお手軽が希望ならノロッコ号に乗りましょ!ガイドを聞きながら湿原に接近できますよ。
バスガイドもできるボールペン画家 原田 カーナさん
自然体ってこういうこと。思い出に残る大自然
細岡展望台
●ほそおかてんぼうだい
釧路湿原の東側に位置する展望台。東側からの景色は水源が多く、雄大に湿原を流れる釧路川の蛇行と湿原が織りなす絶景が見どころ。「大観望」と謳われる270°のパノラマで、天候が良ければ遠い阿寒連山まで見渡せる。美しい夕日を見られるスポットとしても有名で、赤から薄紫へ色調が少しずつ変化する空が川面に映る様子が楽しめる。喫茶のある細岡ビジターズラウンジも隣接している。
住所:釧路町字達古武22-9
電話:0154-40-4455
時間:4月~5月は9:00~17:00、6月~9月は9:00~18:00、10月~11月は9:00~16:00、12月~3月は10:00~16:00(細岡ビジターズラウンジ)
休業日:無休
料金:見学無料
アクセス:JR釧路駅から車で40分
電話:0154-40-4455
時間:4月~5月は9:00~17:00、6月~9月は9:00~18:00、10月~11月は9:00~16:00、12月~3月は10:00~16:00(細岡ビジターズラウンジ)
休業日:無休
料金:見学無料
アクセス:JR釧路駅から車で40分
街歩きのままで気軽に湿原さんぽ
JRなら釧路湿原駅から徒歩で10分、車なら駐車場から約5分で展望テラスへたどり着ける。展望テラスまでは舗装されているので、特別な準備も必要なし。気軽にポストカードのような風景に出会える。
釧路湿原をもっと近くでディープに感じられる
温根内木道
●おんねないもくどう
約1時間かけて釧路湿原の上を1周できる木道。さえぎるものはなく、広がるのは青々と茂る草花と空だけ。エリアによって植生が違い、ミズゴケ湿原やハンノキ林など湿原の多様性を間近で感じられる。夏期には湿原の花々も咲き誇る。薄紫のユリに似た花があれば、釧路湿原にしか咲かない湿原の貴婦人と謳われる「クシロハナシノブ」。響く鳥たちの歌声で、リフレッシュしよう。
住所:鶴居村温根内
電話:0154-65-2323(温根内ビジターセンター)
時間:4月~10月は9:00~17:00、11月~3月は9:00~16:00(温根内ビジターセンター)
休業日:火曜
料金:見学無料
アクセス:JR釧路駅から車で40分
電話:0154-65-2323(温根内ビジターセンター)
時間:4月~10月は9:00~17:00、11月~3月は9:00~16:00(温根内ビジターセンター)
休業日:火曜
料金:見学無料
アクセス:JR釧路駅から車で40分
心ゆくまで大自然に浸って癒やされる
木漏れ日あふれる林や一面続く草原の中を行く木道さんぽは、ちょっとしたアドベンチャー。珍しい野生動物たちの活気も間近で感じられ、お得感のある癒やし体験ができる。ただし虫除けは必須。
移り変わる車窓から吹き抜ける釧路湿原の風
くしろ湿原ノロッコ号
●くしろしつげんのろっこごう
釧路~塘路間を走る観光列車。片道約1時間かけてゆっくりと湿原の中を進む。釧網本線は一部釧路川に沿うよう線路が敷設されており、ダイナミックな景観が堪能できる。岩保木水門や釧路に近づくポイントではスローペース。時折、エゾシカなどの野生動物の姿も。また釧路川を行き交うカヌーの乗客がこちらへ手を振る。車内では限定販売のグッズやお弁当も販売され、年齢問わず釧路湿原を楽しめる。
住所:釧路市北大通14丁目5(釧路駅)
電話:011-222-7111(JR北海道電話案内センター/6:30〜22:00)
時間:4月下旬〜6月下旬(運行日は要確認)
休業日:期間中不定休
料金:釧路~塘路間(片道)540円、釧路〜細岡間(片道)450円、指定席は別途520円
※金額・運行日等は2018年実績
電話:011-222-7111(JR北海道電話案内センター/6:30〜22:00)
時間:4月下旬〜6月下旬(運行日は要確認)
休業日:期間中不定休
料金:釧路~塘路間(片道)540円、釧路〜細岡間(片道)450円、指定席は別途520円
※金額・運行日等は2018年実績
スローな列車旅でまったり絶景体験
自由席の1号車は相席仕様。乗り合わせた人たちとの会話も弾む。指定席は6人掛けのボックス席と2人掛けのベンチがある。車内で記念撮影を狙うなら眺めの良い窓際がおすすめ。
思わず深呼吸がしたくなる。カヌーで行く釧路湿原
釧路マーシュ&リバー
●くしろまーしゅあんどりばー
聞こえてくるのはカヌーを漕ぐ水音と野生動物の声のみ。カヌーで行く釧路湿原の旅は、最も湿原が身近に感じられる釧路川下流を進む。より濃厚な自然へと飛び込めるカヌーはアクティビティというより、見たこともない絶景へと運んでくれるチケット。マーシュ&リバーでは朝一やアフタヌーンなど多彩なメニューがあり、経験豊富なガイドがオリジナルな旅に誘う。
住所:釧路町トリトウシ88-5(集合場所)
電話:0154-23-7116
時間:8:00~18:00
休業日:不定休
料金:カヌーツーリング(ガイド、カヌー用具一式)9500円〜 ※料金は目安
アクセス:JR釧路駅から車で20分
電話:0154-23-7116
時間:8:00~18:00
休業日:不定休
料金:カヌーツーリング(ガイド、カヌー用具一式)9500円〜 ※料金は目安
アクセス:JR釧路駅から車で20分
カヌーで釧路湿原の最深部へ
気付けば釧路湿原の中心に。陸からは行けない絶景スポットも、カヌーならアクセス可能。水上からしか味わえない、釧路湿原を堪能できる。夏場、湿原の中で子育てをするタンチョウの姿も見られるかも?
-column-
おみやげに買って帰りたい
タンチョウスイーツ
釧路中心部から阿寒湖温泉方面に向かう国道240号沿いにある道の駅 阿寒丹頂の里。メイン施設であるクレインズテラスにはタンチョウをモチーフにしたおみやげ品が豊富に揃っており、とくにスイーツが充実。ほかにも、タンチョウのペーパークラフトなどグッズも用意。
上から時計回りに、丹頂鶴最中(1個・¥172)、まりも&たまご¥250、丹頂サブレ¥200
道の駅 阿寒丹頂の里
住所:釧路市阿寒町上阿寒23線36
電話:0154-66-2969
時間:9:00~18:00、10~4月は~17:00
休業日:無休
アクセス:JR釧路駅から車で45分
電話:0154-66-2969
時間:9:00~18:00、10~4月は~17:00
休業日:無休
アクセス:JR釧路駅から車で45分
※掲載の内容は2019年1〜2月現在のものです。内容が変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
■おすすめの観光スポット
鮭番屋
2019年10月1日
鮭や干物など海鮮が豊富で、いくら丼などの海鮮丼がリーズナブルな価格で味わえると人気のある炉ばた焼き。水産メーカーの工場直売所なだけあって、厳選された新鮮な魚介が
レストラン・オズ
2019年10月1日
北海道らしい鉄板料理や煮込み料理など心温まる料理を得意とする、釧路湿原に佇むおしゃれな一軒家レストラン。店内からは釧路湿原が眺められ、食事と一緒に景色も楽しめる
回転寿司なごやか亭 春採店
2019年9月25日
今や札幌をはじめ、関西エリアにまで展開している回転寿司チェーン店「なごやか亭」。釧路発祥の回転寿司として知られており、鮮度抜群で大きなネタが自慢だ。地元産の脂の
山花温泉リフレ
2019年9月25日
山花公園の中にある、温泉をはじめとする複合施設。日替わりで変わる薬湯や曜日で変わるアロマを用いたスチームサウナなどが楽しめる。また館内には、体にやさしい食事がい
炉ばた
2019年9月25日
釧路の炉ばた発祥の店として知られる。古民家風の懐かしさを感じる店内は、雰囲気があり心地よい空間だ。魚の脂の乗り方や身の厚さに合わせて火力を調整して焼きあげる様は
六花亭 春採店
2019年9月20日
北海道を代表するお菓子メーカーでおなじみ「六花亭」。春採湖を見下ろせる眺めの良い高台にあるのが「六花亭春採店」だ。1階では、マルセイバターサンドなどのおみやげ商
釧路市ふれあいホースパーク
2019年9月20日
名前の通り馬とふれあえるレジャー施設。9頭の馬たちは人懐っこくて、とっても可愛らしい。乗馬指導を受けられる体験レッスンを受けたり、北海道らしい大自然の中をホース